子宮がん 治療
一般的な治療法としては、欧米や日本はともに、手術が治療の基本です。ごく早期の子宮がんでは、ホルモン療法などによって子宮を温存したまま治療することが可能になっています。しかし、進行すれば手術や放射線による治療が必要になり、場合によっては、妊娠・出産ができなくなることもあります。閉経後の女性では、卵巣ガン、卵管ガン予防のために、がんを切除するのが一般的です。
子宮体がんの病期分類
■ 0期:子宮内膜の異型増殖状態(正常の細胞とは顔つきが異なった異型細胞といわれる細胞が増えている状態)を認める状態。転移しないので、単純子宮全摘で治癒します。卵巣切除は治療上不要です。
■ I期:がんが子宮体部にのみ認められるもの状態。
手術単独でほぼ完治しますが、必要に応じて化学療法が必要です。
■ II期:がんが子宮体部を越えて子宮頸部に拡がった状態。
化学療法が必要になります。
術後に、化学療法を必要になります。
■ III期:がんが子宮外に拡がっているが、骨盤を越えて外には拡がっていないもの、または骨盤内あるいは大動脈周囲のリンパ節に転移を認める状態。
■ IV期:がんが骨盤を越えて身体の他の部位へ拡がるか、または膀胱、あるいは腸の内腔を侵す状態。
化学療法が無効の場合、根治はむずかしくなります。
子宮体癌、子宮頸がんや卵巣がんなど治療上に関する詳細は、こちらの日本婦人科腫瘍癌学会のサイトでご覧になれます。