鍼灸療法とは?
鍼灸(しんきゅう)とは、皮膚または筋膜などの体表部位に特定の刺激部位(古来経絡・経穴と呼ばれてきた)を選択し、鍼や灸を用いた刺激を与えることで、各種疾病に対し治療的な介入を行なう東洋医療技術である。(ウィキペディア百科事典より)鍼灸療法(Acupuncture moxibustion)とは、鍼や灸を用いた刺激を与えることで、アロマテラピー効果で、症状の軽減やリラックス効果を与えるものです。現在、臨床試験は世界各国で多数行われており、その結果によっては、鍼灸療法がガンの医療現場に、通常的な医療として取り入れられることも考えられます。
鍼灸による、がん患者の痛みなどの症状の軽減、心理的・精神的苦痛の軽減、生活の質(QCL)の改善、化学療法(抗がん剤)による吐き気や嘔吐の軽減、手術後の腸閉塞の予防、のぼせなどの治療があります。
実際に国立がんセンター中央病院では、20年以上前から緩和ケアの一環として鍼灸治療が行われています。他にも、がんの症状を軽減するため、鍼灸を採り入れている医療機関も一部にはあるようです。
鍼灸療法は、がんに効くの?
心身ともに健康で長生きすることが医療における究極の目的であることは、洋の東西を問いません。ただ、東西両医学は、病気に対する考え方や治療法がまったく異なっています。
東洋医学は、人間が本来持っている自然治癒力を向上させることに治療の本質を求めているのに対して、西洋医学は、病気の原因や部位を特定してそれを取り除くことに価値を見出しています。
西洋医学は、悪いところを取り除く治療を発展させ、大きな治療効果を上げてきた実績があります。しかし、西洋医学の治療に不安や不満を感じた人が、東洋医学に共感して利用するようになったともいえます。 東洋医学よりも、西洋医学のほうが圧倒的な実績があります。ですから、副作用の改善など通常の医療を補う目的で、鍼灸療法を上手に利用することです。