大腸の構造と働き
大腸は、結腸、直腸を合わせて大腸といいます。胃から送られてきた食物は、まず十二指腸に入り消化され、栄養素は肝臓や小腸でほとんど吸収します。次に消化されなかった食物の残りは、大腸に送られてきます。小腸の先にある大腸の長さは、約1.5メートルあります。小腸の大きさは大腸に比べて半分ですが長さは5、6メートルにもなります。大腸の働きは、水や電解質(Naイオン)を吸収すること。大便を作ってため、排出することです。小腸から送られてきた食物の残りは、ドロドロですが、結腸を移動する間に水分が吸収されて硬くなり、通常の便になります。
大腸がん(直腸がん)
大腸がんは年々増加傾向にあり、食生活の欧米化に原因があると指摘されています。大腸がんの発生は食事の欧米化に伴って年々増加しており、がんによる死亡のうち第3位(年間約4万人)、特に女性では第1位を占めます。その一方で早期発見できれば高い治癒率が得られるのが特徴です。大腸の部分の中で極めて肛門に近いところ、すなわち肛門から入ってすぐのところからS字結腸になるまでのところにガンの腫瘍が出来たときにできる、癌・がんを直腸がんと呼びます。検査は、肛門から行うため、違和感や変化などの初期症状があるのに診断を受けることを恥ずかしがって診察を受けないでいることが多く、そのため、大腸がん(直腸がん)が進行してしまってから発見されることが少なくありません。
詳しくは、こちらの国立がんセンター がん対策情報サービス 大腸がんとはでご覧になれます。
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