直腸がん
大腸の出口で一番、肛門に近い部分に発症したがんを直腸がんとよびます。大腸にできる癌は最近になって急増し、この10年で約2倍になっています。これは、日本人の食事の欧米化が深く関係し、肉や脂肪を多く取るようになったことが原因とされています。大腸も胃と同じように、組織がいくつかの層から成り立っており、がんもいくつかの種類があります。がんが粘膜や、その直ぐ下にある場合は早期がんで、粘膜より外側にできている癌が進行がんになります。
早期がんでは、ほとんど自覚症状はありませんが、進行すると便が黒色になったり、出血したりします。痔と間違えやすいために注意が必要です。