肺の構造と働き
肺とは呼吸器官の一つで、吸い込んだ空気中の酸素と体中を回ってきた、血液の二酸化酸素を交換して、新鮮な 血液を作る働きをしています。肺がんは気管、気管支、肺胞の細胞が正常の機能を失うことによって発生します。がんは周囲の組織や器官を破壊して増殖しながら他の臓器に拡がり、多くの場合、腫瘤(しゅりゅう)を形成します。このように他の臓器に、がんが拡がることを転移と呼びます。
(参考リンク:「肺がんとは」国立がんセンター)
肺がんの原因
肺がんは、日本人の癌・がん患者の中で、胃がんを抜いて最も死亡率が高くなりました。男女比では、3:1で男性に多く見られます。 肺がん(肺癌)の主な原因は何と言っても喫煙です。タバコを吸う人ほど肺がんにかかりやすくなり、 一般に、1日に吸う本数×喫煙年数=600以上の人(重喫煙者)は、肺がんの可能性が高いと言われています。毎日喫煙する人は、喫煙しない人に比べて約4.5倍、肺がんになると言われています。また、 タバコを吸い始める年齢が低いほど、肺がんのリスクは高くなり、20歳以下で喫煙を始めると、約6倍になると言います。肺がんは、治る率が比較的低い癌です。肺がん患者の約15%の方しか治すことができていないのが現状です。
年間6万人の方が肺がんにかかっており、がんが原因で亡くなる約30万人の方のうち、5万人の方が肺がんで亡くなっています。今日では、肺がんによる死亡が急速に増え、がんの死亡のトップになっています。
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